地域の歴史、文化、産業等をテーマに斬新な切り口でご紹介する情報誌「マイウェイ」。
季刊誌として年4回発行しています。
小粒ながら写真を多く用い、魅力あふれた地域情報や文化情報として
幅広い年齢層の方々からご愛読をいただいています。
ご希望の方に過去の「マイウェイ」を差し上げています。
在庫切れの号もございますので、詳しくは、はまぎん産業文化振興財団事務局045-225-2171(平日9:00~17:00)へお問い合わせ下さい。
(在庫が無くなった号は当サイトから閲覧いただけます)
マイウェイでは、昨年から、かながわの歴史を紐解き往時が偲ばれる古道を、県内を見直す小さな旅としてお届けしています。
今回は、江戸時代に五穀豊穣、商売繁盛を願う多くの庶民が参拝した大山詣りにまつわる「大山道」をご紹介しています。
初めに、東海道に次ぐ脇往還として、商業・物流道路として活用された「矢倉沢往還」を採り上げました。この道を歩んでいくと、源頼朝も眺めたであろう富士見塚や、樹齢500年の古木に囲われた三嶋社を見ていただけます。
次に、大山への裏参道である「蓑毛通り大山道」を採りあげました。標高310mから1252mの大山山頂まで一気に登る急峻なルートであり、修験者が掛け念仏を唱えながら参拝したであろう、霊験あらたかな険しい山の起伏を感じていただけます。
また、大山詣での帰り道、江の島まで続いていく「田村通り大山道」を採りあげました。比較的なだらかなこのルートには、判官びいきの庶民に人気のあった太田道灌ゆかりの寺院など名所旧跡が見受けられます。今回はどのルートも大山の魅力と懐の深さを体験いただけることと存じます。