地域の歴史、文化、産業等をテーマに斬新な切り口でご紹介する情報誌「マイウェイ」。
季刊誌として年4回発行しています。
小粒ながら写真を多く用い、魅力あふれた地域情報や文化情報として
幅広い年齢層の方々からご愛読をいただいています。
ご希望の方に過去の「マイウェイ」を差し上げています。
在庫切れの号もございますので、詳しくは、はまぎん産業文化振興財団事務局045-225-2171(平日9:00~17:00)へお問い合わせ下さい。
今回のマイウェイでは、県内の貴重な文化財である各地域に伝わる民俗芸能を紹介するシリーズの締め括りとなる第7作目として、歴史的にも地理的にも多彩な文化を重層的に伝え遺してきた地域である横浜市に焦点を当てました。古来、高温多湿な気候・風土がもたらしてきた疫病を放逐する祭祀である「蛇も蚊も祭り」、「三つ目神楽」、「お札まき」の3つの芸能や農耕に携わる人々の五穀豊穣を願う行事「田祭り」や仏教行事としての芸能「曲題目」など多様性に富んだ内容を取り上げました。
当財団では、県内各地に伝わる民俗芸能をご披露する「かながわ民俗芸能祭」を毎年12月に神奈川県民俗芸能保存協会及び神奈川県とともに開催し、大変好評をいただいております。「マイウェイ」と「かながわ民俗芸能祭」を通じて、広く地域の方々に民俗芸能をご紹介し、幾分なりとも、その伝承並びに発展のお役に立つことができれば誠に幸いです。
本号は、創刊100号を記念し、未来を見つめる神奈川の先端技術の中から、人類の未来に向けて研究・開発されている「宇宙探査探究」「海洋深海研究」「次世代水素エネルギー」「都市型スマート農業」「介護・医療ロボット」、がんを狙い撃つ「ナノ医療マシン」の各分野を特集いたしました。
県内で研究された英知が結集され、広く将来に向けて日本の先端技術の一端として発信されていることを感じていただければ幸いです。
今回の取材で特に印象的だったのは、各研究機関の方々が、世界に先駆けた先端技術を研究し、製品化に向け抱負を語っていただく中で、将来実現化した製品を見て驚くであろう今の子供たちに向けられた、暖かいまなざしでした。
この「マイウェイ」100号を一つの通過点とし、これからも広く多くの方々に愛される文化情報誌を目指して、一層の努力を重ねていく所存です。引き続きまして、ご支援の程をお願い申し上げます。
「名は体を表す」といいます。では、地名にまつわる先祖の願いは、何だったのでしょうか・・・。
今回のマイウェイは、県内の難読地名の由来について、ご紹介しています。本編での地名のいわれも、自然の地形に由来するものだけでなく、くずし字の見間違え、城や役所、屋敷跡、植物、動物、風や波などの自然界の動きに因むものなど多岐にわたっているばかりでなく、諸説あって一つに決めかねるような場合があります。
また、ダムごとのお奨めポイントをご覧いただき、日頃何気なく使っている水の恩恵をもたらすダムの存在を身近に感じていただければ幸そのような難読地名は、神奈川県だけでも多数あり、今号だけでは紹介しきれませんが、地名の付け方や由来には、先人たちの暮らしが見えてくるような気がします。彼らが、今の私達に何を伝えたかったのか、その風土や伝統に思いをめぐらす機会となれば幸いです。