地域の歴史、文化、産業等をテーマに斬新な切り口でご紹介する情報誌「マイウェイ」。
季刊誌として年4回発行しています。
小粒ながら写真を多く用い、魅力あふれた地域情報や文化情報として
幅広い年齢層の方々からご愛読をいただいています。
ご希望の方に過去の「マイウェイ」を差し上げています。
在庫切れの号もございますので、詳しくは、はまぎん産業文化振興財団事務局045-225-2171(平日9:00~17:00)へお問い合わせ下さい。
犬や猫など動物との触れ合いは、私たちの暮らしの中でごく普通に見受けられる光景ですが、近年では、動物との触れ合いがもたらすさまざまな効果に大きな関心が寄せられています。
そこで今回のマイウェイは、動物園での「ふれあい活動」をはじめ、動物飼育を通して命の尊さを育む情操教育の現場や、お年寄りや障害者方々の健康維持・改善に取り組むボランティアの皆様の活動をご紹介しています。
取材を通じ、お子さんやお年寄りをはじめ、すべての方々が明るい笑顔や満足感あふれた表情で動物と触れ合っている姿を拝見し、いかに動物との触れ合いがいかに心身に大きな効果・効用をもたらすものかを感じることができました。また、動物愛護の啓蒙活動により、暮らしの中での動物との結びつきが、ますます深まっていることを実感いたしました。
これらの成果は、活動されている皆さま方の献身的なご尽力の賜物です。多大なご貢献に対しまして、深く感謝を申し上げますとともに、今後更にその活動の輪が広がっていくことを心よりお祈り申し上げます。
新年恒例の初詣を始めとして、節分の豆まき、例祭など四季折々に、また七五三、結婚式、誕生宮参りなど人生の節目にと、神社へ詣でることは、私たちの暮らしに欠かすことができない習わしです。さらに、昨今の神社ブームにより、開運、縁結びの願をかけ、また、神話、伝説に魅かれて、多くの人々が神社に詣でております。
現在、県内には千百五十余りの神社があるといわれておりますが、何よりも私たちの暮らしとの絆の強さを物語っているものではないでしょうか。一方では、かえって身近な存在なるが故に、神社についてあまりご存じない方々が意外と多いようです。
今回の「相模国の神社物語」は、神社案内の入門的な意味合いを込めまして、その歴史に触れたのち、施設の意味や参拝の作法・心得などについて、相模国の一の宮として由緒ある寒川神社様にわかりやすくご説明をいただきました。また、巻末には、各所の神事祭礼をご紹介する「かながわの祭」ガイドも掲載いたしました。
鳥居、参道、本殿・拝殿、狛犬、絵馬など、改めてその持つ意義の深さを実感いたしました。この冊子が、皆さま方の神社への一層のご理解、さらに思いをも新たにして神社へ参拝される方々の一助となり得れば、誠に幸いです。
国土の約七割が緑なす森や山、さらに降水量にも恵まれている我が国には、大小無数の滝があります。これは、丹沢山塊や箱根連山を抱える神奈川県でも同様です。
「日本の滝百選」に選定されている洒水の滝をはじめ、県内各所にさまざまな滝がありますが、その楽しみは、眺めることだけではありません。 落下する滝音や水しぶきを、肌で感じることにより、精神的にも身体的にも、深い安らぎを得ることができます。つまり、滝はマイナスイオンの宝庫ともいえるでしょう。
そんな滝見の風習は、日本の四季の風物詩ともなっております。さらに、滝見をかねての登山やハイキング、土地に伝わる民俗・伝承を知る歴史探検まで、その楽しみは、尽きることがありません。
ただし、滝の多くは、深い山中にあります。今回ご紹介した六つの滝は、遊歩道や山道に標識が設けてあり、初心者でも比較的気軽に行ける場所ですが、それでも体力と装備、天候などに、細心の注意をはらっていただきたいと、せつにお願い申し上げます。
横浜開港150周年記念号として、「横浜ふるさと歌物語」(平成20年10月発行)に引き続き、猿渡紀代子氏(横浜市民ギャラリー館長兼横浜美術館学芸員)の執筆・監修により、マイウェイ「横浜美術ふるさと物語」を通常号の3部半相当に増ページ(全83ページ)をして発行いたしました。
本号は、8章で構成され、横浜ゆかりの画家の作品や横浜を描いた絵画等を中心に、幕末・明治から戦後までの各時代を象徴する約100点の作品を掲載し、画家の人物像や画風、功績などをご紹介するとともに、美術界の発展を支えたパトロン、コレクターにも焦点を当て、広く美術の世界からみた開港150年の歩みを特集しております。横浜の美術の変遷を知ることができる数少ない冊子であり、美術愛好者の方々のみならず、多くの方々にご覧いただき得れば幸いです。