CULTURAL
INFORMATION
MAGAZINE
文化情報誌「マイウェイ」

地域の歴史、文化、産業等をテーマに斬新な切り口でご紹介する情報誌「マイウェイ」。
季刊誌として年4回発行しています。
小粒ながら写真を多く用い、魅力あふれた地域情報や文化情報として
幅広い年齢層の方々からご愛読をいただいています。
ご希望の方に過去の「マイウェイ」を差し上げています。
在庫切れの号もございますので、詳しくは、はまぎん産業文化振興財団事務局045-225-2171(平日9:00~17:00)へお問い合わせ下さい。

バックナンバー
平成26年度

マイウェイ No.94

かながわ民俗芸能物語 
平成27年3月発行

今回のマイウェイは、神奈川の民俗芸能を紹介する「かながわ民俗芸能物語」シリーズ第5作目となる「かながわ民俗芸能物語-県央・県北編 大和市・相模原市・厚木市」を刊行いたしました。

笛、太鼓の音色とともに玄関先に上り込んでくる、とてつもなく大きな獅子頭にこわごわ身を固くして頭をかまれると、周りの大人達がなぜだか笑顔になり迎えてくれる・・・

初めて触れた獅子舞は、先祖を想い神を畏れる瞬間を刻ませてくれたものです。

マイウェイでは、神奈川の貴重な文化財である民俗芸能を地域ごとにご紹介してきており、本号では、各地3種類の獅子舞をはじめ、相模原市長徳寺の先祖供養の盆踊り、大和市薬王院の双盤念仏をご紹介しております。

シリーズ1作から4作までを重ね合わせ、地域色豊かな魅力溢れる神奈川県を改めて感じていただけたら幸いです。

マイウェイ No.93

戦・城・歌 才の人 太田道灌
平成26年12月発行

今回のマイウェイでは、戦国時代の幕開けに関東管領、扇谷上杉氏の家宰として、足軽戦法をもって合戦に連勝し、江戸城の礎を築き、築城の名手として主君を支えた名将太田道灌の生涯を取り上げました。

文武両道の才人が主君に召され道半ばにして伊勢原市糟谷の上杉館で謀殺されましたが、非業の最期を遂げた道灌の無念とは何だったのでしょうか。「戦での活躍を主君に正当に評価されない理不尽さに耐えながら自分のはかない肉体もこれまでか」と詠んだ道灌辞世の句が本編に紹介されています。戦国時代にこの人ありと謳われた道灌の、ひたすらに主君への意を貫き通してきた信念を想い起こし、生き馬の目を抜く群雄割拠の時代に想いを馳せていただけたら幸いです。

マイウェイ No.92

青い光の超特急の半世紀
平成26年9月発行

今回のマイウェイでは、東海道新幹線開業以来50年の安全システムを取り上げ、開通当時の神奈川に因む貴重な写真を交え掲載しています。また鴨宮モデル線区で開業まであと2年という緊迫した中、新幹線設計に携わった旧国鉄技術者の方々の産みの苦しみとでもいうべきエピソードもご紹介しています。

「オールジャパン」をキーワードに新幹線の基本設計は全て公開され、民間の製造会社各社もライバル意識など持たず一丸となってプロジェクトに取組み、日本の大動脈が築き上げられました。子育ての苦労と喜びを噛みしめながら、開発者たちの魂の光が神奈川から発せられたことを感じていただければ幸いです。

マイウェイ No.91

近代花火は横濱生まれ
平成26年6月発行

はまぎん産業文化振興財団は昨年4月に公益法人に移行したことを契機に、今回より「マイウェイ」の装いを新たに致しました。

本号では、夏の風物詩、打ち上げ花火にまつわる話を取りあげ、ご紹介しています。ドンドンッと虚空に響く音、思わず見上げた夜空に目にも鮮やかにカッと広がる大輪の花。華やかだけれど一方で一瞬に散ってしまう切なさが心に沁みる花火ですが、実は国産の西洋花火は明治時代に横浜で生まれ、当時は県内有数の輸出品でもあったのです。この花火を日本で初めて作った人物の人となりや現在県内で唯一の花火製造会社でお聞きした花火づくりなど興味津々な話題が尽きません。また、長い歴史のある花火大会の発祥を辿ると、先祖に想いを馳せ、静かな祈りを捧げるために生まれたものだと言われています。本号を通じて、夏の夜空で眺める花火に様々な想いを託すきっかけとなれば幸いです。