CULTURAL
INFORMATION
MAGAZINE
文化情報誌「マイウェイ」

地域の歴史、文化、産業等をテーマに斬新な切り口でご紹介する情報誌「マイウェイ」。
季刊誌として年4回発行しています。
小粒ながら写真を多く用い、魅力あふれた地域情報や文化情報として
幅広い年齢層の方々からご愛読をいただいています。
ご希望の方に過去の「マイウェイ」を差し上げています。
在庫切れの号もございますので、詳しくは、はまぎん産業文化振興財団事務局045-225-2171(平日9:00~17:00)へお問い合わせ下さい。

バックナンバー
令和6年度

マイウェイ No.132

横浜よみあるき
令和6年12月発行

今回のマイウェイでは、「鎌倉よみあるき」に続き、主に現代作家の小説に取り上げられた横浜の場所シーンを、小説の本文とともにご紹介しています。

近代日本が始まり、大きく発展してきた横浜を舞台にした文芸作品は、膨大な数に及びます。本号は、横浜市中区の「LOCAL BOOK STORE kita.」の方々の推選で、平成以降に書かれた作品をよみあるきMAPとともに、掲載しています。

横浜は、京浜臨海部に代表される海岸線部分と、横浜駅の後背地である起伏に富んだ地形に囲まれた山稜部分で構成されています。小説の題材としても海と山の両方を取り上げることができます。また、横浜の中心地である関内、桜木町には、一見佇まいは古くても、新しい感性を刺激する魅力的な建物が混在しています。

本号で、掲載した8つの建物や風光明媚な景色は、小説の中にスッと溶け込んで、作品に一滴のスパイスを効かせてくれたように感じられました。

本編をきっかけに、小説のシーンになりそうな魅力的な横浜の地を発見いただければ、誠に幸甚です。

マイウェイ No.131

ガイドと歩くかながわの古道「三浦半島を歩く」
令和6年9月発行

マイウェイでは、かながわの歴史を紐解き往時が偲ばれる古道を、県内を見直す小さな旅として紹介してきました。

今回の三浦半島には、日本武尊の東征経路として日本書紀に登場する古い道が残っており、また武家政権を確立した鎌倉時代に幕府を構えていたことで、要塞としての役割の古道も散見されます。

初めに、鎌倉時代を体感する道として「名越切通」を採り上げました。鎌倉は、三方を山で囲まれた地区のため、陸路で入る場合に狭隘道を掘り進めたのが切通しです。これに続く中世のお墓であるやぐら群や、岩の岸壁が800m以上も続く大切岸の絶壁をご堪能ください。

次に、「東の浦賀道」を採り上げました。横須賀中央駅から平坂を上り一つ目の峠を越えて、子之神山を目指します。逸見駅を抜け、九州に漂着したイギリスの航海士、後に江戸時代の旗本である三浦按針ゆかりの浄土寺への道のりです。

三浦半島の急峻な古道を辿ると同時に、塚山公園から横須賀港を見渡すと、三浦半島の海運ルートの発達ぶりもまた想像していただけると幸甚です。

マイウェイ No.130

かながわのクラフトビール
令和6年6月発行

今回のマイウェイでは、県内に現在では50か所にものぼる「クラフトビール」醸造所を取材し、その味わいの秘密やクラフトビールを通して地域の活性化や、ビールファンを繋げるイベントを進めているブルワリー経営者を紹介しています。

県央地区では、県内のクラフトビールの先駆けとなった「サンクトガーレン」のタップルームを取り上げました。その多彩なバリエーションをご堪能ください。

小田原地区では、小田原ビアフェスを取り上げました。さまざまなビール主原料の吟味の他、小規模醸造設備にもこだわりを持っています。

湘南地区では、旬の食材とのペアリング、また横浜地区では、ビールを飲むシーンの新しい体験を取り上げています。

川崎地区では、旧東海道川崎宿をビール事業で活性化する取組みが行われています。

醸造所の取材の中で出会った、ハーブにより醸し出された黒い色のビールは、なじみのある焙煎が濃い黒ビールとは全く違う、すっきりとした香ばしい味わいでした。ご自分に合うクラフトビールの旅にご興味を持っていただけたら、誠に幸甚です。