地域の歴史、文化、産業等をテーマに斬新な切り口でご紹介する情報誌「マイウェイ」。
季刊誌として年4回発行しています。
小粒ながら写真を多く用い、魅力あふれた地域情報や文化情報として
幅広い年齢層の方々からご愛読をいただいています。
ご希望の方に過去の「マイウェイ」を差し上げています。
在庫切れの号もございますので、詳しくは、はまぎん産業文化振興財団事務局045-225-2171(平日9:00~17:00)へお問い合わせ下さい。
(在庫が無くなった号は当サイトから閲覧いただけます)
マイウェイでは、かながわの歴史を紐解き往時が偲ばれる古道を、県内を見直す小さな旅として紹介してきました。
今回の三浦半島には、日本武尊の東征経路として日本書紀に登場する古い道が残っており、また武家政権を確立した鎌倉時代に幕府を構えていたことで、要塞としての役割の古道も散見されます。
初めに、鎌倉時代を体感する道として「名越切通」を採り上げました。鎌倉は、三方を山で囲まれた地区のため、陸路で入る場合に狭隘道を掘り進めたのが切通しです。これに続く中世のお墓であるやぐら群や、岩の岸壁が800m以上も続く大切岸の絶壁をご堪能ください。
次に、「東の浦賀道」を採り上げました。横須賀中央駅から平坂を上り一つ目の峠を越えて、子之神山を目指します。逸見駅を抜け、九州に漂着したイギリスの航海士、後に江戸時代の旗本である三浦按針ゆかりの浄土寺への道のりです。
三浦半島の急峻な古道を辿ると同時に、塚山公園から横須賀港を見渡すと、三浦半島の海運ルートの発達ぶりもまた想像していただけると幸甚です。